先日、京都在住のクリパルティーチャー丸橋愛ちゃんのフェニックス・ライジング・ヨガセラピーを受けさせて貰いました。
その時のエッジ体験が今までに体験したことのないものだったので書き留めておこうと思います。
その日、セッションが始まり最初に座った段階から、左右差を感じて違和感があり、それを愛ちゃんに伝えました。でもその時は左右差が何なのかよく分からなかった。そこをもう少し見たくて、左右のあるアーサナをリクエストしましたが、具体的なアーサナの選択は愛ちゃんにお任せしました。
愛ちゃんが選んでくれたのは、捻りのポーズ。
エッジに行き、そこで暫く留まります。時間が経つにつれて、留まっていた場所での馴染みを感じ始めたあたりで、愛ちゃんが「どうしたい?」と聞いてくれたので「先に進みたいような気がする」というようなことを伝えたと思います。「先に進みたい」ではなかった。その後愛ちゃんは先に進むのではなく、同じところに留まらせてくれました。
何度か、エッジにいるような、いないような感覚になりつつも、呼吸を感じて身体に注意を向け続けます。暫くして「何が起きてますか?」と聞いてくれた時、頭では先に進みたがっているけど、身体はここで充分と言っている感じがして、そう伝えました。
アーサナから抜けて、統合の時、何を話したか明確には覚えていません。でも、今もハイライトとして印象深く残っていることは、これまでのエッジ体験とは全く違ったこと。キツ過ぎないところで留まることで見えてくるものが沢山あったこと。
私はこれまでエッジというと、比較的早い段階からかなりキツくて、しっかりとした感覚のあるところまで自分を運んでいました。そこはそこで、その時のエッジだと思います。でも今回、最初のフィーリングで選んだ場所はそことは違っていた。もう少し余裕があって、でも緩すぎるわけでもない。ちゃんと感覚は起きているけど、俯瞰するだけの充分な余裕があるところ。
いつもなら早くもっと感覚の強いところに行こうとするのですが、今回は同じところで留まらせてくれたことで、今までより少し余裕をもって身体に注意を向けることが出来たように感じました。とは言え、途中エッジにいないような気もして、後ろめたさのような感情も起きました。そこを見ていくと、先に進みたがっているのは頭だけであり、手前で留まることが私にとってエッジだったことに気づかされたのです。
今いる場所で必要な体験は起きているのに、急いで先に進み、自分を追い込もうとする。それは日常での自分の在り方そのもの。
私は常々、ゆっくりとしているのが苦手で、自分を追い込むことで安心するタイプです。不安にならないように、暇にならないように、スケジュールも何かと詰め込みがち。
多分、高校生くらいの時から どこかでゆっくりしていたらダメ、忙しくしていないと・・・そんな想いに囚われていたように思うんです。過食嘔吐していた時も早く人よりも痩せなきゃと必死で自分を追い込んでいました。
チャレンジながらも敢えて留まりじっくりと味わう。そんな体験を通して、私の中に留まることへの根強い恐怖心、不安があることを知りました。そして同時に、先に進まなくても、慌てて急がなくても、必要なことは必要なタイミングでちゃんと起きる、もう大丈夫というメッセージも受け取ったように思います。
セッションが終わるころには左右差がなくなり、心地の良い安らかな感覚と共にいました。
あの時は左右差がなんだったのか分からなかったけど、今思うと、心と身体がバラバラになっていたことも繋がっているのかなと思います。
また、セッションの時、具体的なアクションはイマイチ自分の中でピンと来ていなかったけど、あの時のプロセスは続いていて、今は「ひと呼吸置く」ことを意識しています。
あの日結局、愛ちゃんとゆっくり夜まで過ごしました。ゆるゆるの幸せな時間♡「今日はゆっくりしよう」と愛ちゃんが言ってくれたのが本当に嬉しかった。愛ちゃんとたくさん話す中で共通点がいっぱいあることにも気づけて、より愛ちゃんを近くに感じました。
愛ちゃん、私のチャレンジに寄り添ってくれて本当にありがとう。愛ちゃんが一緒に居てくれたことで自分の体験の中に安心して居られました。
フェニックス・ライジング・ヨガセラピー、本当にお勧めです。継続して受けることは更にお勧め。その時にピンと来なくても、日常の中で気づきへと繋がることもあります。そして自分の体験からの気づきはやはりとても力強い。また是非受けたいです。
ひと呼吸置いて、ゆっくりとする時間を大切に、今を大切に、日々を過ごしてけるよう心掛けたいと思います。
愛ちゃんとのランチ オーガニック食材を使った拘りのパン屋さん♡
夫と近くの東山植物園に紅葉のライトアップを見に行きました。こんな時間も大切にしたい。