満月である昨日、クラスで月礼拝をしました。
月礼拝はクリパルヨガの特徴的なシークエンスで、女性のクリパルティーチャー達が作り出したもの。太陽礼拝に比べて横に股関節を開いていく動きが多く、女性的なエネルギーを高めていくと言われています。
クリパルヨガでは満月と新月の時、この月礼拝を練習することが多いのですが、私は満月の時にクラスで行うようにしています。(忘れてしまうこともありますが 苦笑)
私のクラスでは月礼拝が好きという生徒さんと好きじゃないという生徒さん、両極端に分かれます。
月礼拝を楽しみにしてくださる生徒さんの中には、毎年、年明けに新たに迎えた1年の中で満月とクラスが重なる日を伝えてくれる方もいます。その一方で、あまり得意ではないと言われる生徒さんも何人かいて、昨夜も「今夜は月礼拝をします」と伝えると「え~嫌だ~」と言われていました 笑。そういう想いを素直に伝えてくれるのもまた有難いものです。
好きと感じる人もそうでない人もそのままでいい。そのままの想いと共に参加して貰いたい。どんな感情も共にいることで見えてくること、気付かされることがあります。ネガティブな感情と共にいたら何が起きてくるか、ポジティブな感情といたらどうか?どこからその想いが来るのか・・・そんなところを身体を通して感じて貰いたいなと思います。
昨夜はそのままでいいと言うことを伝えてからクラスに入りました。好きと感じていても、苦手と感じていても、時間の経過と共に集中力は高まっていく。みんなのエネルギーが統合されていくような感じがして神聖さを感じました。クラス終了後に何人かの方が「月礼拝好きです」と笑顔で伝えてくれました。
ネガティブな感情と共にいることは時に居心地が悪く、自分の中の見たくないもの、触れたくないものに触れることもあります。でも、その感情を横に置かず味わい尽くすことは、自分に対して素直でいること、意識的であることであり、とても大切なことだと私は感じています。どんな自分とも共にいることで、自分を受け止める強さが育まれ、その強さは自分への優しさへと繫がっていきます。
クリパルヨガでは綺麗にポーズを取ること、完璧な自分で存在することを目指していません。ポーズを通して見えてくるありのままの自分と寄り添う事を大切にします。月礼拝が好きな人も苦手な人も、また、月礼拝は初めてという人も、是非体験してもらいたい。そこでどんなことを感じるのか、何が起きるのかを体験してみて欲しいです。